ちゃぶじょチェンジ・リーダー・プログラム2021に参加して、あなたの力でコミュニティから性差別・性暴力をなくしていきませんか?


ちゃぶじょチェンジ・リーダー・プログラム(CLP)2021って?
自分自身のコミュニティから、性差別・性暴力のない、ジェンダー平等な社会を作っていきたい学生のためのプログラムです。
こんなことはありませんか?
- ジェンダー問題に関心があるけど、何から学んだたらよいか分からない
- 身の回りでおかしい、変えたいと思うことがあるけど、どこから手をつければ良いか分からない
- 活動を始めたけど、なかなかうまくいかず、もっと効果的なアクションの起こし方を知りたい
CLP2021に参加して、ジェンダー問題に関しての知識を深め、身近なジェンダー問題に対してアクションを起こせるようになろう!
本プログラムは、まずはジェンダー問題に関して基礎的な知識をつけたいという方から、自分自身が所属する大学等のコミュニティにおいて変化を起こしたいという方まで、幅広くご参加いただけます。
誰かが変えてくれるのを待つのではなく、自分の力で良い大学や社会を作っていきたい、という学生のみなさんにぴったりです!
どんなことが得られるの?
対外的な変化を起こすことができるようになるだけでなく、自分の成長にも繋がります!
具体的には、
- 性暴力・性差別のない大学、そして社会を自分たちの手で作っていける
- 大学の内外において、同じ思いを持つ素敵な仲間に出会える
- ジェンダー・セクシュアリティ・フェミニズム等の基礎的な知識と理解が身に付く
- 世界中で実践されているリーダーシップ・社会変化の手法「コミュニティ・オーガナイジング」やソーシャル・ムーブメント(社会運動)の知識・スキルが身に付く
- 周りを巻き込んで具体的な変化を起こしていく経験を積める
- 自分自身がエンパワーされ、自信がつく
昨年実施したCLP2020の参加者による役に立ったという声はこちらから飛べます。
どんなことを学ぶの?プログラム内容の紹介
プログラムは「知識・理解を身につける」PHASE1と「アクションを起こす」PHASE2の二段階に分かれています。PHASE 1の参加者のうち、実際に自身の大学等で変化を起こしたいと思う学生がPHASE 2に参加できます。
まずはジェンダー問題について学んでみたい、という方は気軽にPHASE 1にご参加ください!
プログラムのセッションや集まりは全てオンラインで実施されます。

Phase 1 カリキュラム(2021年9月開催)
ジェンダー問題に取り組む上で必要なジェンダー・セクシュアリティに関する基礎的な知識と理解を学びます。
想定参加人数:30〜50人程度
※一部セッションの日程が変更になりました。それに伴ってプログラム初回が8月23日→9月4日(土)に変更になりました。
第1回 | オープニング&ジェンダーとセクシュアリティについて知ろう〜前半〜 ジェンダー&セクシュアリティに関する基礎的な概念の理解、および性暴力と性的同意の理解しよう | 9月4日(土)16:00〜18:00 |
第2回 | ジェンダーとセクシュアリティについて知ろう〜後半〜 ジェンダー・セクシュアリティの具体的な内容や、性差別・性暴力の背景について理解しよう | 9月11日(土)16:00〜18:00 |
第3回 | 「権力(パワー)」を理解する 社会問題を理解する上で重要なパワー(権力)の性質を学び、身近なジェンダー問題を権力構造の観点から分析しよう | 9月14日(火)18:00〜20:00 |
第4回 | ダイバーシティ・社会正義概論〜ポジショナリティ、構造、権力性〜 ダイバーシティ・社会正義の諸課題について、個別の事例や自らの立場のミクロな観点と、社会構造といったマクロな観点から考えよう | 9月19日(日)16:00〜18:00 |
第5回 | フェミニズムの歴史・系譜について学ぶ フェミニズムの歴史や系譜に関する知識を得て、フェミニズムが獲得してきた成果だけでなく、抱えてきた課題についても学ぼう | 9月25日(土)16:00〜18:00 |
第6回 | ジェンダー問題に関する国内外の草の根の運動を知ろう!&クロージング ジェンダー問題に取り組んでいる学生の身近な事例を知り、自分ならどのような変化を起こしていきたいか考えよう | 10月3日(日)20:00〜22:30 |
※詳細や一部日程は確定次第更新していきます。第4回目と5回目の順番が入れ替わる可能性があります。
ジェンダー・セクシュアリティに関する基礎的な知識を理解を身につけて、自分の身近なところでもアクションを起こしたい!と思った方には、Phase 2をご用意しています↓↓(Phase 1だけの参加でも歓迎です)
Phase 2 カリキュラム(2021年10月末〜2022年2月開催)
効果的に変化を起こす手法「コミュニティ・オーガナイジング」を学びながら、自身の大学コミュニティで性差別・性暴力をなくす活動に取り組んでいただきます。Phase 2はNPO法人コミュニティ・オーガナイジング ・ ジャパン(COJ)協力のもと実施します。
想定参加人数:10〜15人程度
第1回セッション | オリエンテーションコミュニティ・オーガナイジング導入 | 10月末〜11月初旬 |
課題 | 自分の活動案を考える | |
第2回セッション | パブリック・ナラティブ 〜人を行動に動かすストーリーの語り方〜 | 11月後半 |
課題 | 自分自身のストーリーを作る | |
第3回セッション | 関係構築 〜仲間と強い関係を築く方法〜 | 12月〜1月 |
課題 | 仲間を集めてくる | |
特別セッション | コーチング・クリニック | |
特別セッション | 勉強会(予定) | |
第4回セッション | 1日集中ワークショップ 〜チームを立ち上げ、戦略を作ろう〜※集めた仲間と一緒にチームで参加 | 2月前半 |
課題 | 戦略の具体化 | |
第5回 | 振り返りとセレブレーション | 2月後半 |
※詳細な日程はPhase 1開始頃に確定・共有します。
※各回に予習と課題があります。
※Phase 2の参加者には課題図書でもある『コミュニティ・オーガナイジング――ほしい未来をみんなで創る5つのステップ』(英治出版・鎌田華乃子著)をプレゼントします。
※上記のセッション・課題に加えて、自分自身の大学においての活動(他の大学生への働きかけ、ミーティングの実施、イベント等の開催、その他アクションの実施等)に取り組んでいただきます。
Phase 2終了後(2022年3月〜)
希望する参加者は、活動の継続的なサポートとして、以下のような機会に参加いただけます:
- 定期的なコーチング
- 勉強会への参加
- 他大学のチームや団体との交流や学びの共有
どんな人が参加できるの?
プログラムに参加するためには、以下の条件を満たしている必要があります。
- 高校卒業以上の学生
- プログラムの一環として開催される全てのセッション・勉強会等に参加できる
- 【Phase 2も参加希望の場合】2021年10月〜2022年3月の期間中、ご自身が所属している大学・大学院・短大・専門学校等を拠点に活動できる(3月以降も活動できるのが望ましい)
※国籍・性別・年齢等などは一切問いません。プログラムは日本語で実施されるため、日本語でのコミュニケーションが取れることが必要です。
※ご自身が該当するか分からない場合はお気軽にご相談ください
※どうしてもプログラムの全日程参加ができない場合はご相談ください
プログラム参加者には以下のグラウンドルールを守っていただきます
- 常に学ぶ姿勢を持ち、他の人の意見に耳を傾ける
- ジェンダー・セクシュアリティや、人種、障害等の属性による差別的・暴力的な言動を許さない
- 多様性を尊重し、互いに対等な関係を築き、支えあう
- 見た目で人のジェンダー、バックグラウンドを判断しない
- 活動中に知った個人情報の取り扱いに注意し、本人の許可なく公開しない
少しでも関心が沸いたら気軽に応募ください!
特にこんな人におすすめです
- ジェンダー平等な社会を実現したい、性暴力・性差別を無くしたいという思いがある
- 身近なコミュニティや社会を変えることに関心がある
- 多くの人と一緒にアクションを起していくことに関心がある
- 新しいことに挑戦したり、失敗から学ぶことに積極的である
- 人々をエンパワメントすること(自らが持っている力を引き出し、人々と連帯しながら自分たちの環境を変えていくこと)やアクティビズムに関心ある人
応募方法・選考プロセス
応募方法
- こちらの応募フォームを記入してください
応募締め切り
- 8月16日(月)23:59 → 8月28日(土)23:59まで延びました! ※定員になり次第締め切ります
参加費用
- 1000円(Phase 2参加有無関わらず)
※奨学金(限定数)用意していますので、ご希望される方は応募フォームにおいて明記ください
※その他参加費用に関して質問・懸念等があればお気軽に相談ください
選考プロセス
- 応募フォームの記入内容を確認させていただき、7日間以内(週末を除く)に担当者より正式なプログラム参加のご案内をいたします。参加費用のお支払い方法は参加が決まった方に別途ご案内します。
- Phase 2の選考プロセスについては、Phase 1終了時に別途ご案内します。
これまでの参加者に聞いてみよう!プログラムで得たもの
7つの大学から学生リーダーたちが、ちゃぶじょ・チェンジ・リーダー・プログラム2020を終了しました。プログラムや自身の活動の振り返りについてこのようなことを言っています!
①明確なゴールと戦略を持って動けるようになった!

西良さんの詳しいプログラム参加・活動体験についてはこちらから
②みんなが活動したくなる組織を作ることができた!

佐久川さんの詳しいプログラム参加・活動体験についてはこちらから
そもそもなぜ学生がジェンダー問題に取り組む必要があるの?
都立高校入試の合格基準点の男女格差問題、大学生による性暴力加害事件、就活セクハラ、議員によるLGBTQ差別発言やトランス排除…身近なジェンダー問題は山積みです。どの社会問題にも行動するには高いハードルがありますが、特にジェンダー問題においては、性を真面目に語ることのタブー感や固定化された構造などから「声をあげること」「変化を起こすこと」は決して簡単ではありません。
その一方で、ここ数年で、たくさんのジェンダー問題が可視化され、それらに対してアクションを起こす人が増えています。その多くが、わたしたち若い世代です。ジェンダー平等を実現するために必要なのは、トップが変えてくるのを待つことではなく、自分のコミュニティから変化を起こしていける人を増やしていくことだと思います。
世界中で若い世代が原動力となっています。例えばアメリカで性暴力を取り巻く社会情勢や制度が大きく変わったのも、全国各地の大学で学生が声をあげ、活動を続けたからです。
これまでちゃぶじょでも、大学生をはじめとするとする若い世代が中心となり、性暴力・性差別をなくす活動を進めてきました。ちゃぶじょのトレーニングやサポートを受けながら、大学生が自ら仲間を集め、大学側に働きかけ、性的同意を新入生オリエンテーションで教えるよう義務化したり、性暴力問題に真剣に対策したりするよう求めてきました。
そんな中、より多くの大学で、性暴力・性差別をなくす動きを広めたいという想いから始まったのが、ちゃぶじょ・チェンジ・リーダー・プログラムです。
皆さんの大学でも、一緒にムーブメントを作っていきませんか?
自分の大学・大学院・短大等を変える活動って、具体的にどんなものがあるの?
目指すゴールやそれに到るまでの道筋は皆さん次第ですが、コミュニティ・オーガナイジングの手法に基づきながら、以下のような流れに沿って、活動を展開していただきます。

ちゃぶじょが一緒に活動を行っている学生リーダーたちは、自分の大学を変えたいという思いから、仲間とともに立ち上がり、活動に取り組んできました。学内でのワークショップやイベントの開催、署名、大学との交渉、学内の展示、大学内のコンペ応募など、多くの学生や教職員を巻き込んでアクションを行ってきました。
その成果として、これまでキャンパスにおいて団体が立ち上がり、新入生向けに性的同意のワークショップを開催したり、学生ハンドブックに性的同意についての記載を載せることに成功しました。
「ちゃぶじょ」ってなに?
「おかしい!と現状に対して声をあげるのであれば、楽しくやりたい」
「そうだ、ちゃぶ台をひっくり返しながら声をあげれば良いんじゃない?」
一般社団法人ちゃぶ台返し女子アクション(通称「ちゃぶじょ」)は、このような会話から生まれました。ジェンダー問題がたくさんあるのに、声をあげている人が少ない。そんな現状に問題意識を抱き、変えたいと思い、2015年に有志の女性で立ち上げました。女性をはじめとしたあらゆる性の人が、自分らしく生きられるようなジェンダー平等な社会の実現を目指して、草の根キャンペーン団体として活動に取り組んできました。立ち上げから時からこれまで、女性を中心にして問題意識を共有し発信する場作り、性犯罪刑法改正のキャンペーン、性的同意に関するハンドブック制作等のプロジェクトを実施してきました。ちゃぶじょでは、問題に直面する当事者が立ち上がり、ボトムアップで変化を起こしていくことを大切にしています。詳しくはこちらのページをご覧ください。
コミュニティ・オーガナイジングってなに?
コミュニティ・オーガナイジング(Community Organising)とは、問題に直面している人々が自分たちの力でコミュニティをよくしていく社会運動の手法です。20世紀アメリカの公民権運動から生まれ、今では世界各国に広がり教えられている手法です。ジェンダー問題だけでなく、労働・環境・教育・人権等、様々な分野において、市民のリーダーシップを育てながら社会的な変化を起こしていくために実践されています。
コミュニティ・オーガナイジングを学ぶことで、以下のようなことができるようになります。
1)自分そしてコミュニティのストーリーを語ることで、仲間を増やす
2)一緒に行動する仲間と強い関係を作る
3)継続的なチーム、そして組織を作る
4)変化を実現するために必要な、具体的なゴールを定め、効果的な戦略を立てる
5)仲間とともに戦略を行動に移す詳しくはこちらのページをご覧ください。
お問い合わせ先:ご質問等がある場合はお気軽に chabujoshi@gmail.com (担当:大澤・中村)にお問い合わせください