RISE代表 アマンダ・グェンさん講演会のご報告

8月19日、天気が優れない中、約30人の参加者の方々を迎えて、米国で性暴力に取り組み、法改正をも実現してきた団体・RISE代表のアマンダ・グェンさんを招いた講演会を開催しました。

高校生向けリベラル・アーツ・サマースクールを日本各地で主催しているHLABと、ちゃぶ台返し女子アクションの共催で行ったものです。

講演会は対話形式。まずはアマンダさんがどのようなモチベーションでこの活動を始めたのか、アマンダさん個人に焦点を当てた質問から始まりました。RISEという団体をどのように大きくしたのか、法改正を実現するにあたり、どのような戦略を取ったのか等です。

お話を通して、ちゃぶ台返し女子アクションが重きを置く「声を上げること」が如何に重要かということを再確認しました。

「どんなに権力を持っている人でも、一人の人間であることを忘れてはいけない。政治家にありがちな抽象的な議論を現実に引き戻すには、サバイバーはもちろん、その人の友達、家族、親戚等、性暴力に影響を受けた人々が、ストーリーを共有することが一番重要。」

「もしも法律が整っていたら、今、目の前にいる人の人生が180度変わっていたかもしれない、と想像することができる。」

アマンダさんの言葉は、今後ちゃぶ台返し女子アクションとしてアクションを起こしていく中で、とても貴重なアドバイスでした。

また、自身も性暴力サバイバーであるアマンダさんは、米国には約2500万人(オーストラリアの総人口とほぼ同じ)の性暴力サバイバーがいると前置きしたうえで、「私のストーリーは私だけのものではない。」と話しました。

RISEとして活動を始めてから、全国のサバイバーから天井まで届く量の手紙が届いたこと、ソーシャル・メディアを活用してサバイバーと繋がったこと、話をしてみたら、実はその人も、その人の娘も、サバイバーだったことが分かったといいます。

遠いどこかで起きていると思われている「性暴力」とは、今この瞬間に、私達の目の前で起きているのです。私達1人1人は、それを伝え、知らせていく責任があり、実情を変えていかなければいけない、と再確認させられました。

更に、「自分たちは正しいことをしている、という信念を常に持ち続けることが大事。」と、自分たちが活動を続けていく上でも、人が関わりたいと思うような活動にするためにも、信念や社会全体の価値観が大事だということです。

アマンダさんのお話によって、ちゃぶ台返し女子アクションを続ける原動力となる「怒り」が「変えられる」という希望で、ぼっと明るくなったイベントとなりました。

性暴力を規制する刑法は、次の一月の国会で改正案が提出されるため、変わるチャンスです。タイミング良く、被害者を支援する法案も国会に提出されました。2003年にDV法が成立した際も政治家を動かしたのは当事者のストーリーと集会に集まった多くの人々の存在だったそうです。

ちゃぶ台返し女子では、RISEのようなムーブメントを起こすべく、皆さんと一緒に活動していきたいと思っています。今、二週間に一度定期ミーティングをしています。また日本の性暴力についての現状や、想いを共有しあうオンライン、オフラインの場を作っていく力が全国各地で必要です。ぜひ、皆さまの力を貸してください!

ちゃぶ台返し女子アクションさんの写真

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